http://ko-ume.com/index.html
舞台当日に移動中の休憩所のガススタンドで振り付けして踊った思い出のパドトロワです。
私のバレエキャリアで最も忙しいといっていい1か月が、後残り4公演で終わろうとしています。
12月4日から始まったドイツ、スイス、オーストリアツアー。想像以上にきつかった25公演。
本当に大変だったけど、私はバレエという仕事を通じて、バレエのスキルアップというよりも人として大人になる機会を与えてもらっているんだと改めて感じることができました。
昨日はジゼルを踊らせてもらいました。リハーサル時間が少ない中バレエ団のプリンシパルのパートナーにサポートしてもらい無事終演することができました。
ホームのブカレストでは今年の4月以来主役を踊っていなかったのでリハーサル時間が少なかったという不安材料もあり、舞台前はすごく神経質になってしまいましたが、幕が上がってみるとあっという間でした。
パートナーはもう10年以上アルブレヒト(男性の主役名)を踊っている大ベテランだったので、本当に彼のサポートには救われました。
本番前に「僕が後ろにいるときは何もしなくていいからね」と言われました。
私はアダージョってもちろん男性が女性を美しく見せるものだけど、女性も軸を保ったり、男性がリフトしやすいようにタイミングを計ったりと、努力をしないといけないと思っていました。
でも、昨日は、言葉でどう説明していいかわかりませんが、その彼と踊っているときは寝れるんじゃないかとれるんじゃないかと思うぐらい、全てを任せるとこができました。
こんな経験も始めてだったので、そのプリンシパルダンサーのパートナリングスキルこそ芸術だと踊りながら感動しました。
日本は年末年始の一番楽しい時期ですね。大掃除や年賀状書き、お節料理や特別番組の季節だなー・・・と日本のことを考えながら後4公演頑張ります。