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新しいバレエ団バレエアリゾナでの1st Weekが終わりました。
人も街もバレエも、私が過去数年過ごした東ヨーロッパとは、全っ然違います。違いすぎて、自分が浮いてるような気がして、さっそくホームシックになりましたw
まず生活に関する情報も全くわからないままの渡米だったので、バレエ団の場所や安全な区域、危険な区域を知ること、銀行口座をつくって、ケータイ買って、アパートを探して、電気やネットを契約してと、1週間でやることが山のようにありました。
ブカレストに初めて来たときは、バレエ団にすでに知ってる友達がいてたので、ルーマニア語がしゃべれない私をいろいろと助けてくれたのですが、今回はそういうわけではありません。
あんまり初対面の人に何も知らないからって、1から10まで聞いて助けてもらうのもなぁ・・と一人で全部やろうとしていたら、たくさんの人が助けてくれました。
さすが、オープンマインドな国。アメリカ。。みんなすごく親切にしてくれました。
最初にチェックンしたホテルのシャトルバスの運転手のおじさんは、空港送迎が専門なのに毎日バレエ団まで送り迎えしてくれ、お勧めのスーパーや、車のディーラーのお店を教えてくれました。バレエ団のダンサーやスタッフもアパートを探すのを手伝ってくれたり、引っ越し先に家具がなかったので、マットレスやシーツを貸してくれたりしました。
私がこっちに誰も知り合いがいないということを知ると、日本人とアメリカ人のハーフの友達も紹介してもらい、週末にその方と2歳になる息子さんとお会いして、フェニックスの街をいろいろ案内してもらいました。そして、必要なものの買い物・・食料から、家具から、キッチン用品までほとんど買いました。車って有難い・・・
アパートはバレエ団からすぐ近くの部屋を見つけることが出来ました。
大きな道を挟んで、徒歩2分。
こっちの住まいにはプールやジムやジャグジーがついてるのが一般的だそうです。私のアパートの中庭にもプールエリアが。。。
ものすごく、豪華。。と思ったけど、家賃は平均的です。
バレエ団では、アメリカンスタイルのレッスンです。と言っても、アメリカ人からしたら、アメリカンスタイルと言ったらバランシンで、それに比べれば全然違うのでしょうが・・今までヨーロッパで勉強し、東ヨーロッパのロシアスタイル((簡単にいえばゆっくりで優雅)のレッスンを受けていた私には超アメリカンなレッスンです。
バーレッスンではタンジュやジュッテは早く、カウントの取り方が独特です。
最初の一週間は、時差ボケもあってレッスンに全くついていくことができず、落ち込みました。
でも、これからやっていくバレエ団なので慣れるしかありません。最初から出来る人なんていないと自分に言い聞かせて頑張ります。。
私にとっての最初の公演は9月、毎年恒例のballet under the starという、フェニックスにある大きな自然公園に特設ステージを設けて、野外公演をするらしいです。チケットは無料、市民にバレエにもっと親しんでもらいバレエ団を知ってもらうためのイベントです。屋根のない舞台で踊るのは初めて。どんな感じなんでしょうか・・。演目はバランシンのセレナーデです。
セレナーデはルーマニア時代、Dark Anjelを踊っていましたが、今回私がリハーサルしているのは、Russian Girl という難しい役柄です。早い音楽や複雑なカウントのなかにたくさんのジャンプや回転が入っていて、さらに場所どりもしっかりしていないといけません。
ルーマニアでDark Anjelを習っていたころRussian Girlをの踊りをみて、「これでなくて、よかった・・」とひそかに思ったものでした。
1年後に自分が挑戦することになるとは夢にも思いませんでした。
苦手な動きばかりありますが、克服するチャンスなので、これも頑張りたいと思います・・。
今回、この役柄を習得することができて、次の公演のジゼルで、主演できればいいな・・と近い目標を立てています。まだまだバレエ団のことも全くわからないので、どうなるか、今はさっぱりわかりませんが・・・。