2012年8月2日木曜日

ガマン

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あっっっと言う間の日本滞在でした。
今回の休みは病院通い&教習所で終わってしまったといっても過言ではありません。
でも、両方とも、またこれから1年間新しい土地で頑張るには必要なこと。。

まず、6月末に帰国し、行った場所は病院・・整形外科です。

今年3月から、結構な舞台数とリハーサルだったので、6月に入ったあたりから左の脛骨に違和感が・・。ジャンプの着地や踏み切るときに弱々しい感じ。というか踏ん張れないな・・と思っているとそれが痛みに変わり、最後は歩いて体重をかけるだけで痛みを感じるという始末。。。

本当なら、痛みに変わる前に、おかしいな?と感じた時点で、少し休みを取ったり、リハーサルをマーキングするなどうまく調節していればここまでひどくなることはなかったんでしょうが、シーズン終わりが近づき、「最後のドンキホーテ、最後のバヤデール、最後のジゼル・・」とカウントダウンが始まると、どうしても与えてもらった役は全部自分がやりたい・・!!と無理をしてしまいます。

特に一番最後のジゼルでは担当のミストレスのリハーサルが素晴らしすぎて、足が痛いなんて言ってリハーサルをミスすることがどれだけもったいないことかと思えば、足の痛みも感じなくなるほどでした。
しかし、そこが私の悪いところ・・と言うか、プロとしての欠点だと思います。今回夏休みがあったから充分に休養することができたけど、もしこれがシーズン半ばだと舞台はキャンセルしないといけないことになりバレエ団に迷惑をかけることになっていたでしょう。
今年の目標は精神面をもっとコントロール出来るようになること・・でしょうか。。

お医者さんの診断は疲労骨折。しかし、初見のレントゲンでは骨折線も目を凝らさないと見えないようなもので、その後MRIをし、明らかに炎症が起こっているときに見える黒い影が映っているのですが、それでも原因が特定できないということで、骨シンチグラフィーまでし、やっとのことで疲労骨折・・??かな・・・と言う結果でした。

私自身は疲労骨折?と言われてもしっくりこず、3週間はバレエはもちろん走ったり負荷をかけることも禁止。と言われると納得いかない・・と言う感じでした。
でも、ここで医者の指示を無視し、年に一度、せっかく長期で休める唯一の時期に、この怪我を悪化させてしまい、8月に新しいシーズンが新しいバレエ団で始まった時、足に痛みを抱えていたら、いったい私は何を思うだろう・・と考えたとき、ここはガマンするしかないな・・と踏みとどまりました。

本来、疲労骨折ともなれば2か月は完全に休まないといけないらしいのですが、私の場合はそこまでひどい感じでもなかったので、とりあえず3週間オフした後、もう一度検査することに。


しかし練習したいけどできない3週間というのは本当に本当に長いですね。

でもここで焦る気持ちに負けてしまい、足に負荷をかけてしまうと、次は本格的な骨折になってしまい、8月からアメリカに行けなくなってしまいます。
それは何としても避けないといけないので大人しく安静・・・。


スポーツ選手もそうだけど、本当にダンサーという職業は厳しい・・・。

上を目指すには絶対に自分の限界を超えるつもりで取り組まないと結果はついてこないし、それによって自分はダメだって自信を無くすこともあれば、もっと頑張らないと。と頑張りすぎて身体の危険信号が見えなくなる時もある。

この怪我と限界のギリギリのラインを越したり越さなかったりしながら現役時代は過ぎていくものなのかな。。と思います。

だいたい、骨折などの怪我をしてしまう場合の理由としては、
①練習メニューが自分の身体が耐久出来る限度を超えている(オーバーワーク)
②身体の使い方に問題がある 
③骨が弱い ・・などでしょう。

そうだとすればこの時にできることは、
①練習メニューの見直し 
②体幹を鍛えれるピラティスやヨガなどを取り入れてみる。或いは整体などに頼ってみる。 
③栄養改善 
となるはず。今後同じ怪我で苦しまないために、足に負荷をかけずにできることはたくさんあるはずです。

怪我をして休むことはアスリートにとっては恐怖といっても過言ではないぐらい辛いことです。でも怪我をしてしまったときに、落ち込んだり自暴自棄にならないために、冷静に怪我の原因を普段の生活から見直し、復帰した時に活かせるようにならないといけないと思いました。

アメリカ出発まで残り2週間を切りました。練習も少しづつ再開・・・

しかしまだ残っている運転免許取得・・向こうのアパート探し、就労許可書や契約書など書類関係の整理、持ち物準備に、航空券の手配・・などまだまだやることは尽きません・・・・。






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