前回書いた、トウシューズの続きです。
私は、本っ当に足の甲が出ていなくて、足をきれいに見せようと力が変に入ってつま先がカマ足になってしまうなど、かなり自分の足にコンプレックスがあります。
フリードのトウシューズでそういった欠点を少しでもカバーできるように、ダンサー仲間にいろいろと教えてもらった方法を写真と説明でかなり雑ですか、いくつか紹介したいと思います。
これは、自分で手を加えなくても、オーダーメイドとして発注すれば、日本からは約半年かかるようですが、トウシューズの職人さんがその通りにサイドやインソールを切って仕上げた状態で送ってくれます。
ちなみに心斎橋のチャコットではすべてのシューズがスタンダードなものでした。
バレエ団では、シーズン終わりにその次のシーズンのために1年間分のシューズをオーダーします。「インソールの硬さ、シャンクの形、サイドは何インチCUTか、ヒールは深めか、浅めか」など一人一人にあったトウシューズを1年分、何十足もオーダーします。
もしも、役に立ちそう!と思っていただければ嬉しいですが、十代の若い生徒さんや、経験年数が浅い方は実際に試される前に バレエの先生と相談されることをお勧めします。
やってみて、こんなんじゃ踊れない!ってなると大変です。。。
まずは、シューズの底(インソール)をカットして、足裏にシューズを添わせるようにする方法です。
改造するのはスタンダードのフリードのFメーカー
カットするのはインソール
布部分をはがします
カットに使うのはペンチ。。百均にも売ってます
布の下の黒い板をトウシューズ本体(踵の部分)から剥がします。
剥がすと踵から数センチのところに一本釘が出てくるのでペンチで抜きます。
さらに、黒の板を二枚に分けます。(手で結構簡単にできます)
二枚に分けた板の下の方をカットします。私は、大体3,4センチカットす るのが好きですが、好みによって変えてください。
同様に、上の板も、下より短めにカットします。
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一番上の布を、二枚の板をカバーして折りたためる程度の余裕を残してカットします。 |
後は、包み込むように折りたたみます。
取り除いたのはコレだけ。
ソールを切るだけでもいろいろな方法があり、踊りの内容によっては(ジャンプが多い ものなど)半分ぐらいカットすることもあります。
逆に回転やトウシューズでずっと立っていないといけない踊りなどは二枚に分けた板の 一枚だけをカットする時もあります。
少し手を加えるだけで、トウシューズに足裏が添うようになりつま先を伸ばした 時の印象がかなり変わるはずです。私は足の甲が凹んでるんじゃないかと思う ほど甲が出ていないので、この方法は必ずやるようにしています。
しつこいようですが、ソールをカットするのは、それなりに足の強さが必要なので、必ず先生に相談してくださいね♪