2011年6月20日月曜日

バレエの味

数年前、ブラジル人の友達Thais(タイス)に言われた言葉があります・・




「アンタの踊りは味がないのよ」


「味?!」、・・・踊りの味・・・ってどゆこと?? …私は一瞬戸惑ったけど、友達タイスは「こころの踊りはつまらない」ってことを意味していました・・。


彼女いわく、「良い子ちゃんに踊ろうとしすぎよ」と。


私は彼女のアドヴァイスに少し腹を立て、その時はちょっと険悪ムードに…。




…数日後、私が鏡の前で動きを確認していると私の後ろ側でタイスがパートの振りを練習していました。鏡で肩越しにタイスを見ていると…。




。。。なんか魅力的。。。


少し見惚れて、私はまた自分の動きに集中して… 鏡で確認しながら…。


あ…

そのとき、なんかタイスの言っていたことがわかったような気がした…



それは、私はバレエのテクニックばかりに囚われ過ぎてたみたい。。。
この音でジャンプして、手の位置はここ・・・みたいなことしか考えてなかった。。


バレエのテクニックのことばかりで頭でっかちになっていた自分にちょっと気づいて反省… 「手段の目的化」という言葉が頭に浮かんできました。普段からテクニックを磨く努力は絶対絶対怠ってはいけないけど、バレエは芸術だし、なんのためのテクニックかってことも忘れたらダメだった・・・。


テクニックはあくまで手段、精錬されたテクニックを使って自分の表現を追及したり、ストーリーを伝えたりすることが最終目的なんですよね・・。
タイスの踊りをついつい見ちゃうのはそれがあるからなんだろうな。。。

わかっていそうで見失いがち・・・・・・



                                         thank you Thais!!hope to see you soon..
       

3 件のコメント:

  1. 初めまして。私もダンスで仕事している物です。こころさんのBlogを読んで共感してコメントさせていただきました。
    いつもレッスンは欠かさず受けているんですがこの間もぅすぐオーディションなので対策レッスンに行ったら大人っぽくてつまらないとゆわれました。確かに綺麗に踊ろうとしてたと思います。私は子供からお年寄りまでを対象とした場所で働いているので大人っぽさはいらないのかなと思いどぅすれば分からなくなってしまいました。この1年今まで失敗してきたことをクリアしようとレッスンに励んできましたがどうすれば魅力あるダンサーになれるのかなぁと思いながら模索しています。試験になると緊張とプレッシャーでドキドキします。良いアドバイスいただけたら嬉しいです。長々とすみません。。。

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  2. こんにちは。

    私も過去にたくさん評価される場所に行き、いろいろなコメントをもらいました。

    私が思うには、バレエはセリフがない分だけ踊り手が表現したいものをハッキリとさせないといけません。
    でも「人にこう思われたいから、こう踊る」といったように周囲の目を中心とすると、制限された気持ちになり、良い踊りはできなくなってしまうのではないかと思います。
    そうではなく、「こう表現したい」という何か踊り手の意思が見えるような・・自分から発信されるものだと魅力的に映るのではないでしょうか。
    舞台やオーディションは一度きりでやり直すことができません。なので、本番では誰が見ていようと、今まで自分がやってきたことを信じて自信に満ちる必要があります。
    そうでないと、本来のその人らしさというのは出せないと思いますし、そのその人らしさ(個性)というのが最大の魅力になるのではないでしょうか。
    もちろん、普段は先生や周りの人の意見を素直に聞き、練習に励むのですが・・。
    大切なことは、心の軸をしっかりと持ちそれをベースに舞台や大切な場で踊ればいいんだと思います。
    緊張やプレッシャーも捉え方次第だと思います。
    応援しています。頑張ってください。

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  3. アドバイスありがとうございます。そぅですね。だれが見てようと気負いせずに今まで積み重ねてきたことをだせたらなと思います。私は
    ダンスも人に喜んでもらえるそうことをするのが大好きなので怖がらずその思いを伝えようと思います。
    こころさんのブログに出会えて良かったです。頑張ります。

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