2011年10月8日土曜日

タタミ

バレエ学校を卒業後、たくさんオーディションを受けて、もう無理かも・・とあきらめかけたときにやっと受かった海外のバレエ団はカナダでした。

当時は今までずっとやってきたことを仕事にできるなんて本当に信じられなくて嬉しかったことを覚えています。同僚や先輩にも恵まれてすごく楽しい毎日でした。









europe tour






in canada








stage







でも、バレエ団や日常に慣れればなれるほど、その環境が当たり前になって、ないものねだりをし始めました。
だんだん物足りなさや不満が出てきて、最後にはそこでの毎日は辛いものになりました。




ツアーカンパニーだったので、長旅のストレス。踊る役柄や振り付けへの不満。監督への不満。。など・・


その時の私の最終決断は、バレエ団を去る。ことでしたが、、結局は移籍先のバレエ団で同じ問題にぶつかりました。

あのころに文句ばかり言わず、与えられた環境の中から自分がやれることを見つけようとしていたら、たとえ移籍先でも同じ問題にぶつかって二度足を踏むことはなく、その環境の中でバレエに専念することが出来たと思います。




今朝すごく懐かしい夢を見ました。畳のバレエ教室の夢です。

私が15歳まで通っていたバレエ教室は地元の集会所の和室。フロアは床やリノリウム(バレエ専用のフロア)じゃなくて畳でした。




バーもなく、窓枠を代わりにし、鏡もなかったので、夜、窓のガラスに映るシルエットが代わりでした。
トウシューズで立つと滑るし、沈むし、畳のつなぎ目に引っかかるしで、今から考えるとよくやってたよな、自分・・・・と思います。
でもその頃は、ただ夢中になって目標の発表会とかコンクールの練習をしてた記憶があります。


数年前の自分と比較すると、どんな環境でも頑張れる強さというのは子供のころの方があったように思います。

まぁ、子供のころとは話が違うかもしれないけど、文句を言い出したらきりがないのは同じですよね・・。

まずは、自分の周りにあるものに感謝して有意義に使う方法を考えないと前には進めないなぁと感じました。

2 件のコメント:

  1. 時々blog のぞかせてもらってます。
    そして「よっしゃ、こっちも がんばろ!」と
    力をもらってます。
    ありがとうね~

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  2. ありがとうございます!!

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