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12月。くるみ割り人形のシーズンが始まりました。。。といっても私自身はくるみ割りの連続公演を経験するのは初めて。
アメリカのバレエ団はどこも12月のくるみ割り人形の公演にものすごく力を入れていて、多いバレエ団では40公演するところもあるそう。
バレエアリゾナでは21公演(前回UPした時から2公演増えました。)それでも同じ曲ばかり毎日聞くのは結構大変・・・。
12月に入ってからは、朝10時ごろに劇場に入って、舞台上でクラスをした後、午後の公演→2時間ほど休憩→夜の公演→22時撤収。というスケジュールが週3ペースで入ってます。
それ以外にも夜だけ公演や舞台上のリハーサルとかもあるので、ほぼ毎日劇場。
舞台袖はどうしても埃っぽいし寒いので、その結果、くるみシーズン2週間目でダンサーの半分近くが風邪をひいてしまいました。
バレエアリゾナのダンサーは研修生もいれて40数名ほど、くるみ割り人形は一幕の雪の国のシーンや2幕のお菓子の国でたくさんのダンサーを必要とするので、みんなフル稼働です。
キャストはA A1 B B1 C C1 D D1 と8パターンあり、日によって自分の役が変わります。例えば「14日の夜キャストはD1キャストだから私は雪と中国の踊り」とか、明日の午後はAキャストだから金平糖の精」とかこんな感じ。
でもこれは、要注意です。過去にあった失敗例を聞くと、くるみ割りシーズンも佳境に入ってくると、みんな疲れがたまってきて自分の配役を間違えてしまう人が出てくるそう。
去年の例では、スパニッシュチョコレートを踊るはずの男の子が、間違えて中国の踊りの衣装で舞台袖で待機していて、2幕が始まった時に自分が間違えてるっことに気が付いたそう。
中国の踊りの衣装は独特で、カツラはつけるし帽子はかぶるし、髭はつけるしで、大慌てで楽屋で衣装チェンジして間に合ったそうです。
こんなシステムに慣れていない私は、何かしでかしてしまいそうで、毎日何度もキャスト表をチェック。
大好きな兵隊たちとネズミのバトルシーン
雪のシーンは後半になるとものすごい量の紙の雪が落ちてきます。客席から見るとすごくきれいだけど、これだけ降られると前が見えない。
動画は今朝のニュース、毎日のようにTVや雑誌の取材が入ります。
バレエ団としてもそれだけ力を入れている作品です。
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