2012年12月14日金曜日

くるみシーズン

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12月。くるみ割り人形のシーズンが始まりました。。。といっても私自身はくるみ割りの連続公演を経験するのは初めて。

アメリカのバレエ団はどこも12月のくるみ割り人形の公演にものすごく力を入れていて、多いバレエ団では40公演するところもあるそう。

バレエアリゾナでは21公演(前回UPした時から2公演増えました。)それでも同じ曲ばかり毎日聞くのは結構大変・・・。

12月に入ってからは、朝10時ごろに劇場に入って、舞台上でクラスをした後、午後の公演→2時間ほど休憩→夜の公演→22時撤収。というスケジュールが週3ペースで入ってます。
それ以外にも夜だけ公演や舞台上のリハーサルとかもあるので、ほぼ毎日劇場。

舞台袖はどうしても埃っぽいし寒いので、その結果、くるみシーズン2週間目でダンサーの半分近くが風邪をひいてしまいました。
バレエアリゾナのダンサーは研修生もいれて40数名ほど、くるみ割り人形は一幕の雪の国のシーンや2幕のお菓子の国でたくさんのダンサーを必要とするので、みんなフル稼働です。

キャストはA A1 B B1 C C1 D D1 と8パターンあり、日によって自分の役が変わります。例えば「14日の夜キャストはD1キャストだから私は雪と中国の踊り」とか、明日の午後はAキャストだから金平糖の精」とかこんな感じ。

でもこれは、要注意です。過去にあった失敗例を聞くと、くるみ割りシーズンも佳境に入ってくると、みんな疲れがたまってきて自分の配役を間違えてしまう人が出てくるそう。

去年の例では、スパニッシュチョコレートを踊るはずの男の子が、間違えて中国の踊りの衣装で舞台袖で待機していて、2幕が始まった時に自分が間違えてるっことに気が付いたそう。

中国の踊りの衣装は独特で、カツラはつけるし帽子はかぶるし、髭はつけるしで、大慌てで楽屋で衣装チェンジして間に合ったそうです。
こんなシステムに慣れていない私は、何かしでかしてしまいそうで、毎日何度もキャスト表をチェック。




               大好きな兵隊たちとネズミのバトルシーン















雪のシーンは後半になるとものすごい量の紙の雪が落ちてきます。客席から見るとすごくきれいだけど、これだけ降られると前が見えない。



動画は今朝のニュース、毎日のようにTVや雑誌の取材が入ります。
バレエ団としてもそれだけ力を入れている作品です。






2012年11月26日月曜日

11月のフェニックス

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今週は木曜から日曜まで4連休。バレエ団のダンサーはもちろん、カンパニーのオフィスで働く広報や人事部の人たちもお休みです。

11月の第四木曜日はThanks Giving dayといい、アメリカ(カナダでも)ではクリスマスの次に大きな祝日だそうです。家族や親族が集まり、お互いの健康や食べ物に感謝をしながらThanks Givingにちなんだ料理である七面鳥やパンプキン料理を囲み食事会をするって日だそう。

そんなビッグイベントだと知らなかった私は、朝寝坊でもして12月のくるみ割りに使うトウシューズでも縫うか・・と思っていたら、「Thanks Givingに一人で過ごすなんてありえない!!」と言われ、友人宅に招待されました。
親戚みんなが集まり、フットボールを見ながら、ワインや前菜をたべ、コース料理ができたらテーブルに移動して、自分のネームプレートがある椅子に座ります。
そして、これでも かって種類の食べ物をみんなで分けて食べます。本当にどれも手が込んでいて、美味しくて、年に一度、親戚みんなが集まり、息子や娘が大きくなったね。と話す。。まさに日本のお正月のようでした。




今日は連休最後の日曜日。11月末とは思えないほど、雲一つない良い天気で、日中は半そででOKなほど暖かい。
朝から10月、11月に履いたトウシューズを洗濯しましたが、2時間で乾いてました。



 
 

 
トウシューズを洗濯・・??って引っかかった方もいらっしゃるかもしれません。

私は数年前からGaynor Mindenというトウシューズを愛用していて、ルーマニアのバレエ団時代に先輩から「ゲイナーのトウシューズは履きつぶれて柔らかくなっても、洗うとまた硬さがもどり復活する」と教わって以来、クラスやリハーサル用は洗濯機で洗い、本番の舞台用は手洗いするようにしてます。。。ゲイナーは他のトウシューズと違った素材で作られているため可能なのだと思います。

でも、これはゲイナーのシューズ会社が公認していることではありません。以前お店の人に「ゲイナーって洗ってもいいんですよね?」と聞くと「そんなことはしちゃダメ」と言われました。。。でも長持ちするし、洗ってからはくほうが足にもフィットするので、私はやっている。ってだけです。

もちろん、その他のブランド(フリードやブロックなど)は木製のため丸洗い厳禁です。。



明日からは、12月7日から始まるくるみ割り人形の公演に向けてのリハーサルが始まります。

先週も今週もずっとくるみの振り付けでしたが、19公演もあるため、踊る役が一人一役ではないのです。

例えば、私の場合だと、この演目で踊る役が、雪の精、中国の踊り、足笛の踊り、金平糖の精。と4つあります。お客さんの中には毎年来てくださる方やこのシーズン中に何度か見に来てくださるといった方たちも多いと思うので、みんなに飽きがこないようにいろんな配役を与えられるのでしょうか・・。

この公演は子供たちもたくさん出演します。1幕のパーティーシーンでの子供たち、2幕のお菓子の国の天使たちなどたくさん子供にも役が与えられ、9月にオーディションで選ばれた子供たちが出演します。



 
 

 



バレエアリゾナのくるみ割りで私が一番好きなシーンはネズミと兵隊の戦いのシーンです。

日本のくるみ割り人形ではネズミ役を子供たちがするスクールやバレエ団も多いかと思いますが、ここは、背の高い男性ダンサーがやります。

ネズミ役??!もったいない。。とつい思ってしまうようなテクニックのあるダンサーが大きな着ぐるみを来てネズミになりきってステージを這い回ったりジャンプしたりするのでとても見ごたえがあります。

ネズミの王様はさらに背の高いダンサーが2.5メートルぐらいあるネズミになり出てきます。ネズミっていうより恐竜。。。でもなんか笑える面白い振り付けです。



 
 

 
 
コスチュームを着ての監督とのネズミのリハーサル。
 

2012年11月8日木曜日

ジゼル

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11月1日から4までバレエアリゾナの最初のプロダクション「ジゼル」がフィニックスのシンフォニーホールで上演されました。

オーケストラはフェニックスシンフォニー。 4日間で全6公演。
3組の主演キャストで2公演ずつ踊りました。

オープニングナイトの1日前から劇場に入り、舞台リハーサルとオーケストラとのリハーサル。
3キャストなので通しリハーサルをそれぞれ一回ずつ行いました。

主演や準主役以外のキャストはみんな同じなので、劇場に入ってからの5日間は3回本番通りのリハーサルと、本番の6回を合わせ5日間で9回も全幕やることになったので、バレエ団メンバーにとってとても大変だったと思います。

私の初日は3日土曜日の夜、そして2回目は次の日、日曜の夕方でした。今まで、2日連続で舞台出演したことはしょっちゅうだったけど、主演を2日連続で踊ったのは初めてでした。
他のメンバーは31日から2日までの間に、すでに6回も全幕通して踊っていて、もう舞台に出る緊張感などは全く感じられません。
そんな中、初めてバレエアリゾナ正式なのメンバーとしてお客さんの前に出ていくのは緊張しました。(9月にパークショウはやったけど、バレエアリゾナとしての正式な公演は今シーズンジゼルが最初です)

体力的にも精神的にもきついかなと少し先週はナーバスになっていたけど、始まってみるとあっという間。終わってみると、もっとやりたい!と思えました。


















以下の写真は初日キャストのドレスリハーサル













今回、ジゼルを踊らせてもらったことでまたたくさんのことを学びました。
また後日詳しく書きたいと思いますが、端的には、精神力と役柄の理解力の大切さの2つです。

いくら練習して、技術を磨いても、本番でネガティブになり実力を発揮できないようでは意味がありません。もちろん生身の人間が踊るので調子の悪い日などはあるけれど、それでも、「自分がこの舞台を素晴らしいものにするんだ」「自分が、お客さんを楽しませるんだ」っている前向きな強いエネルギーが絶対に必要だと思いました。ほんの少し緊張しているだけでも、目の力が無くなったり、ステップが小さくなったり、客席からはわかるものです。。

31日に劇場入りして、舞台で踊ってみると技術的に改めて不安な個所も出てきました。
こんな時に陥りやすいのが、その不安や個所の練習ばかりに時間や思考を奪われて、その他の表現力などがおろそかになってしまうことです。自分の中では普段リハーサルではできてることが出来なくなってしまうと不安になり、そのことばかりを考えて「ここさえうまくいけば・・」と考えてしまいがちだけど、ジゼルのストーリー全体を通して見ると、その不安な一か所や二か所は舞台を楽しみに観に来ているお客さんにとって、そんなに心配するほどのものでもなかったりするものです。

例えば、ピルエット(回転)が決まらない、普段回れてるのに、舞台では軸が取れない。というようなことに気を奪われて、その前後の動きが硬くなったりすると、たとえピルエットが成功したとしても、ジゼルという役柄はなくなってしまい、この作品自体を悪くしてしまうどころか、お客さんがストーリーを理解できなくなり楽しむことができなくなります。

数日間や数時間で自分の技術を変えることはできない。それならば、テクニックの心配よりもこの舞台を通してジゼルという役柄を生きることに徹するべきだと気づきました。
「今さら。。?」と思われるかもしれないし、見に来てくださったお客さんからしたら「イマイチわかりにくかった」と思われる方もいるかもしれませんが、これを今気づけたことはよかったと思っています。役柄、表現力はバレエにおいてとても大切だとはわかっていても、いざ舞台に立ち本番を前にすると、技術の心配をしてしまうものです。。。

でも、いくら精神力が強くて、「私が絶対にお客さんを感動させる!!」と意気込んでいても、ジゼルに対する役柄の解釈や、外してはいけない見せ場を心得ていないと、空回りしてしまいます。
ジゼルが「バレエ」である限り、バレエの技術で音楽を表現したり、役柄の気持ちを表現することは必須です。主役の本当の見せ場というのはどこか?そしてそれをどうしたら効果的にみせられるのか?を研究していく必要があると感じました。

本当に本当にバレエは難しい。でもこれを通してわからなかったことがわかるようになったり、人の気持ちを考えてみたり、自分に自信をもったり、がっかりしたりしながら、毎日過ごせることが有難いです。こんな機会をくれた芸術監督とカンパニーに感謝です。


● FOXTVのニュースにプロダクションの宣伝で出演したビデオクリップです。


 

● アリゾナの新聞のインタビュー記事です。  
  











2012年10月6日土曜日

アメリカで初めての主演

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先週はバレエアリゾナに入団して初めての舞台、パークショーがフェニックスを中心としたアリゾナ州の公園各地で行われ、無事全7公演を終えることが出来ました。

写真は最終日、フェニックス市内での公園で・・

日本で公園と言えば、なんか遊具があって砂場があって・・幼稚園のバスの集合場所??という公園を想像されるかもしれませんが、アメリカの公園はゴルフ場のように、野球場のように大きいです。
最終日の観客動員数は2000人を超えています。

そして、Ballet Under the Starというタイトルにふさわしい美しい星と満月がステージを引き立たせて、通常よりも狭いステージでの場所取りの難しさや、ライトに集まり周囲を飛ぶカナブン(?)や袖幕がないという野外公演特有の大変さはすっかり苦にはなりませんでした。
本当にきれいな星と満月でした。
どんな環境でも慣れることが大切ですね・・。










開演1時間半前から集まり、ウォームアップクラスを見学したり、場所取りしたりするお客さんが多いです。バレエアリゾナが無料のパークショウを初めて今年で15年。毎年楽しみにしてくださるお客さんが多いそう。





















最初の演目はバランシンのセレナーデ。曲の初めのコールドバレエの踊りがものすごく美しいです。






数段の階段を上りステージへ。もちろんどこからでも見てくださいって状態・・。



普段と違う環境で舞台を経験することができてとても緊張したけど、無事に怪我人もなくすべての公演を終えることができて、本当に感謝です!!



もう一つ、とても嬉しい、楽しみなイベントができました。

11月1日から4日にあるジゼルです。

先日芸術監督から、主演のジゼルを配役されました。こんな大きなチャンスを頂けてプレッシャーもあるけど、できるだけ応えれたらと思ってます。
過去のバレエ団のジゼルをDVDで見る限りは、ルーマニアでのジゼルとは音楽の端々や振付が少しづつ違い、また違った印象のジゼルとなりそうです。
でも今までこの役に関してたくさん教わってきたこと、学んできたことを上手く今回のジゼルにも出していけたらと思います。
ルーマニアで先生や尊敬するバレリーナから学んだことは私にとって何よりの宝物で誇りです。
アメリカの観客にも上手くそれを伝えれるようにこれから3週間練習を頑張ります。




2012年9月27日木曜日

初めての野外公演

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9月はフェニックスの公園で野外公演がありました。
全部で七回公演で舞台の鑑賞は無料です。この公演はフェニックス市やバレエアリゾナのパトロンがサポートしていて、バレエ団にとって、新しいパトロンの獲得や、バレエを見たことがない市民にもっとバレエ団の存在を知ってもらい劇場に足を運んでもらおうという目的があります。11月にあるバレエアリゾナのシーズン最初のプロダクション「ジゼル」のチケットも公演の最後に抽選で数人にプレゼントするという企画もあり、アメリカっぽいと楽しくなりました。

先週に4公演終わり、今週末に後3回残っています。 初パークショウの感想は、正直、こんなに大変とは思っていなかった・・

まず、アリゾナの気温はサウナの中にいるように暑い。身体を動かさなくても汗がダラダラ流れてせっかくのメイクもすぐに落ちてしまいました。日本の夏も熱いけど、ここまで熱いとホットヨガをしている気分。

もう一つは、舞台の照明です、夜七時公演だったので、始まるころには辺りが暗くなり、舞台上のサイドに設置されたライトが異常に明るく眩しく感じられ、どこに焦点を当てていいのかわかりませんでした。そのライトに、呼び寄せらた小さな虫が舞台上を飛び交ってます。

 そして、一番苦労したのが、舞台上にいない時です。
通常、舞台上で踊っていない時は、舞台の両サイドにある幕で隠れてしまえるので、水を飲んだり、トウシューズを履きかえたり、座ったり、次の出番の為に休むなど好きなことをできますが、それは決して舞台を鑑賞しているお客さんに観ていただけるような姿ではありません。
しかし、今回は舞台が大きな公園の真ん中に設置されているので観客は360度どの角度からでも鑑賞できます。隠れるところがないのです。。









あるはずの袖幕がない。と言うことは自分の出番が終わっても隠れられないのです。
今回私が踊った作品はセレナーデ、約20分ほどの作品で、一回出番が終わったら終わりではなく数回出番があります。自分の出番が終わって、舞台から地面につながる階段を下りるとそこにはお客さんが・・。
舞台から降りて息を切らせている姿を見せたくはないけど、次の出番までに体力を回復させなければいけないし・・。
とにかく、劇場で踊る時とは全く違う感じ。舞台裏までお客さんに見られるのは、踊る側としては、通常異常に体力を消耗します。。

お客さんは元々鑑賞予定の人達から、音楽に誘われて集まってきた人達、中には犬の散歩中にちょっと寄って観ていこうか。なんて人たちもいて、軽く1500人以上は舞台の周りに集まっていました。バレエ公演と言うよりは、Showって雰囲気だったので、お客さんの反応もすごくよくて、大変だったけど、良い経験でした。
明日から、3日間、また頑張ります。








2012年9月3日月曜日

ホームシックに勝るもの

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今回、日本を離れるとき、正直な気持ち、もうずっと日本に居たい!!って想いが強く、アメリカに来ることが怖くてビクビクしていました。

 今までの国とはおそらく全然違う。
バレエ団に必要とされなかったらどうしよう・・英語を母国語としないルーマニアやチェコでなんちゃって英語ばかりしゃべってきたので、十分にみんなとコミュニケーションが取れなかったらどうしよう・・・・
そんな不安は、自分の昔からの「いつかアメリカのバレエ団で働きたい」という大きな目標を、揺らがせるぐらい大きなものでした。


 中国、上海から始まりこのアメリカに来るまで、約13年間、たくさんの国で生活しましたが、住み慣れた環境を離れて新しい場所に一人で入っていくのはいつまで経っても慣れません。

 元々の小心者の性格も手伝って、ものすごくネガティブで頭に浮かぶ何もかもを不安に思ってしまいます。
 現地に着いたすぐは、こんなに寂しいのは嫌だとか、こんなに自分は頼りない人間なのかと心元なくなるようなやりきれない気持ちになります。
歳を重ねても、この気持ちは10代のころと変わりませんね ・・・


でもそこを経験することで、自分がどれだけのものをその気持ちと引き換えに得られたのかが後にわかります。

 全くのよそ者になって、自分の人格と、バレエと、その二つのみでこれからのこの地での自分をつくっていくのは、とても怖いことだけど、多分10年後はできないことです。

どんなにおいしいものや、きれいな洋服は味も得たときの嬉しさも忘れてしまうかもしれないけど、今経験していることは、喜怒哀楽すべて含めて自分の身になる価値があることだと思います。

 10代、20代、30代、それぞれの年代で挑戦できるものも年齢に応じて、変わってきます。
大切なことは、その時その時に自分にやってきた機会を、「できないかもしれない」とか「怖いから」と言う理由で見送ってしまわないことだと思います。

 無事に、アメリカに来られたこと。そして、今の自分の環境を遠くで見守ってくれてる家族や友人、応援してくださっている方々に感謝します。




今週のバレエ団はすごくハードなweekでした。

9月にある公演に向けて、リハーサルがたくさんあり、バランシン作品が2つと芸術監督のIbの作品を上演予定なので今年新しく入ったメンバーは振り付けを覚えるのに時間を費やしました。

振り付け覚えと言うのは、いつもながらとても時間も労力も要する大変な作業です。 でも舞台に出るためには必ず必要なこと。
バレエ団によっても、少しずつ作品に対する解釈も違っているので動きも変わってきます。

大変だけど、それを学べるのは楽しいことです。

このバレエ団のリハーサルでとても良いと思うことは、ダンサーがすごく積極的だということです。

 リハーサルを担当しているミストレスや芸術監督のIb Andersenに対してでも、「さっきのこの動きはどうでしたか?」とか「この動きがしっくりこないんですが何かアイディアはありますか?」とどんどん質問する人が多いです。
雇われているダンサーだからと言って、受動的にならず自分も作品を作り上げる側に立つという感じ。

 自分から働きかけることによって、相手の反応もその後も大きく変わってきます。

これは、アメリカ人の性格からきている見習うべき良い側面だなと思いました。



アメリカに来て3週間、バレエを中心に、いろんなところに行き、いろんな人に会い、新しいことをたくさんすることが出来ました。

 「限られた時間の中で設定した目標を見失うことなく、どんな時も淡々とやっていくことが大切だよ」とルーマニアで出会った私がもっとも尊敬するダンサーCorinaが言ってくれました。

来年7月のシーズン終わりまで、「偽りなく頑張った」と最後に言えるように頑張りたいと思います・・・。









少し中心地から外れるとあらゆるところにロッククライミングスポット



こっちの生活で必須アイテム 車



中古車だけど、それなりのものはやっぱりそれなりの値段。。買うのはもう少し我慢です。




同僚の誕生日会













2012年8月22日水曜日

初めての国で最初の一週間

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新しいバレエ団バレエアリゾナでの1st Weekが終わりました。

 人も街もバレエも、私が過去数年過ごした東ヨーロッパとは、全っ然違います。違いすぎて、自分が浮いてるような気がして、さっそくホームシックになりましたw

まず生活に関する情報も全くわからないままの渡米だったので、バレエ団の場所や安全な区域、危険な区域を知ること、銀行口座をつくって、ケータイ買って、アパートを探して、電気やネットを契約してと、1週間でやることが山のようにありました。

ブカレストに初めて来たときは、バレエ団にすでに知ってる友達がいてたので、ルーマニア語がしゃべれない私をいろいろと助けてくれたのですが、今回はそういうわけではありません。

あんまり初対面の人に何も知らないからって、1から10まで聞いて助けてもらうのもなぁ・・と一人で全部やろうとしていたら、たくさんの人が助けてくれました。

さすが、オープンマインドな国。アメリカ。。みんなすごく親切にしてくれました。
最初にチェックンしたホテルのシャトルバスの運転手のおじさんは、空港送迎が専門なのに毎日バレエ団まで送り迎えしてくれ、お勧めのスーパーや、車のディーラーのお店を教えてくれました。バレエ団のダンサーやスタッフもアパートを探すのを手伝ってくれたり、引っ越し先に家具がなかったので、マットレスやシーツを貸してくれたりしました。

私がこっちに誰も知り合いがいないということを知ると、日本人とアメリカ人のハーフの友達も紹介してもらい、週末にその方と2歳になる息子さんとお会いして、フェニックスの街をいろいろ案内してもらいました。そして、必要なものの買い物・・食料から、家具から、キッチン用品までほとんど買いました。車って有難い・・・








アパートはバレエ団からすぐ近くの部屋を見つけることが出来ました。
大きな道を挟んで、徒歩2分。
こっちの住まいにはプールやジムやジャグジーがついてるのが一般的だそうです。私のアパートの中庭にもプールエリアが。。。



ものすごく、豪華。。と思ったけど、家賃は平均的です。








バレエ団では、アメリカンスタイルのレッスンです。と言っても、アメリカ人からしたら、アメリカンスタイルと言ったらバランシンで、それに比べれば全然違うのでしょうが・・今までヨーロッパで勉強し、東ヨーロッパのロシアスタイル((簡単にいえばゆっくりで優雅)のレッスンを受けていた私には超アメリカンなレッスンです。
バーレッスンではタンジュやジュッテは早く、カウントの取り方が独特です。
最初の一週間は、時差ボケもあってレッスンに全くついていくことができず、落ち込みました。
でも、これからやっていくバレエ団なので慣れるしかありません。最初から出来る人なんていないと自分に言い聞かせて頑張ります。。






私にとっての最初の公演は9月、毎年恒例のballet under the starという、フェニックスにある大きな自然公園に特設ステージを設けて、野外公演をするらしいです。チケットは無料、市民にバレエにもっと親しんでもらいバレエ団を知ってもらうためのイベントです。屋根のない舞台で踊るのは初めて。どんな感じなんでしょうか・・。演目はバランシンのセレナーデです。
セレナーデはルーマニア時代、Dark Anjelを踊っていましたが、今回私がリハーサルしているのは、Russian Girl という難しい役柄です。早い音楽や複雑なカウントのなかにたくさんのジャンプや回転が入っていて、さらに場所どりもしっかりしていないといけません。
ルーマニアでDark Anjelを習っていたころRussian Girlをの踊りをみて、「これでなくて、よかった・・」とひそかに思ったものでした。
1年後に自分が挑戦することになるとは夢にも思いませんでした。
苦手な動きばかりありますが、克服するチャンスなので、これも頑張りたいと思います・・。

今回、この役柄を習得することができて、次の公演のジゼルで、主演できればいいな・・と近い目標を立てています。まだまだバレエ団のことも全くわからないので、どうなるか、今はさっぱりわかりませんが・・・。