2012年2月19日日曜日

アンサンブル

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http://ko-ume.com/index.html




木曜日のジゼルでは出演予定ではなかったのですが、急な怪我人の為、1幕のワルツと6フレンズを踊り、久しぶりにコールドバレエとして舞台に立ちました。

コールドバレエとはいわゆる群舞で、プロのダンサーは、極少数の例外以外はみんな経験し、そこを原点にダンサーとして上がっていきます。

腕や足の位置、体の向き、頭の角度、前後左右、斜めの列や間隔など、コールドバレエならではの注意点が山ほどあります。

これが出来て、それにプラスして何か他と違うものを舞台上や普段のリハーサルで見せることが出来れば、少しいい役をもらえる機会をもらえたりします。

こんな風に言えば反対意見もあるかもしれないけど、あらためてコールドとして舞台に立ってみて思ったことは、やっぱりバレエの醍醐味はソロや主役をしないと感じれない。でした。

と言っても、私もディレクターが今シーズンから変わって以来一度も主役を踊ってないので、あくまでもできたらいいなぁ・・・という希望を交えて言ってます。

なんて表現していいかわからないですが、コールドバレエは絶対に必要不可欠です。でもそれはあくまでも主役を引き立て、物語に色をつける役目。と言うか、「飾り」なんだなと肌で感じました。

どうやって表現するか?とかどう踊ろうか?とか考えることは少なく、主役の背景になることに徹します。そしてとにかくひたすら隣の人に合わせて、動きが一緒になるように集中します。

ものすごく大変なことですが、舞台が終わってからの疲れは普段ソロを踊ってるときの疲れとは全く違ったものでした。
制限からくる気づかれ・・という感じです。

もちろん、群舞はバレエキャリアのスタートとしては絶対に避けては通れないもので、ここで学んだことが後に生きてくることは確かだと思います。

でもやっぱり、どっちにしろ大変なことをやるなら自分のキャリアをバレエの本来の良さを体感することなく終わらせたくない。と強く思いました。

・・・・そうなると私は年齢的にゆっくりしてられないので、もっと自分を伸ばしてくれる機会をもらえるバレエ団に移籍することも考えてみようと思います。

でも何よりもまず、今の自分には何が足りなくて今この位置で留まっているのかをもっとよく考えてみようと思います。

基本的にプロでやってる人はそれなりに努力家なので、毎日のルーティーンワークをみんなと同じようにやってるだけでは維持は出来ても、何一つ変わらないんだと思います。
もっと上がりたければそれにプラスして自分に負荷をかけないといけないんだなと、ちょっと危機感を持った経験でした。














                      at the rehearsals..

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